海洋廃棄物(カキ殻)の再資源化
牡蠣は全国で年間約15万トンが収穫されており、その総量の約8割を殻の割合がしめると言われています。
環境省が定める「漁業系廃棄物処理ガイドライン」では、養殖過程で出たカキ殻は廃棄物処理法に基づき処分することが求められており、各産地では廃棄方法が喫緊の課題となっています。
そのような中、全国有数の産地である岡山県においても相当数のカキ殻が発生しており、他の産地と同様の課題を抱えています。
牡蠣は全国で年間約15万トンが収穫されており、その総量の約8割を殻の割合がしめると言われています。
環境省が定める「漁業系廃棄物処理ガイドライン」では、養殖過程で出たカキ殻は廃棄物処理法に基づき処分することが求められており、各産地では廃棄方法が喫緊の課題となっています。
そのような中、全国有数の産地である岡山県においても相当数のカキ殻が発生しており、他の産地と同様の課題を抱えています。
カキ殻粉末は従来から塗料・顔料等として活用されており、近年では農業用の肥料や飼料としての活用も普及してきています。用途が多様化している中、当社の独自技術である「微粉末化」により粗い粉砕では除去できなかったカキ殻に付着するマイクロプラスチック片や藻などの異物を取り除くことができ、ミクロン単位の高品質な炭酸カルシウムを作ることができます。
これによりケミカルやヘルスケア分野での活用も今後期待されています。
鉱物資源の石灰石(主成分:炭酸カルシウム)を物理的に粉砕・分級して製造する重質炭酸カルシウム(通称:重炭)と、化学的に製造する軽質炭酸カルシウム(通称:軽炭、別称:沈降性炭酸カルシウムまたは合成炭酸カルシウム)があります。
もう一つ、牡蠣、ホタテやホッキ貝などの貝殻を原料に物理的に粉砕・分級して製造する貝殻カルシウムがあります。
当社は日生など瀬戸内海で廃棄されたカキ殻を、本業で培った湿式製法を活用し、ミクロン単位に微粉砕します。
他社の乾式製法品と異なり、キメが細かく不純物が少ない点が大きな特徴です。
3スポーツを通じて、健康的な生活を確保出来るよう務めます。
6天然の地下水を利用して、水資源を確保出来るよう務めます。
9地元の漁業組合と連携し、持続可能な産業化の体制を構築します。
12リデュースを通じ、持続可能な消費生産形態を確保します。
14海洋廃棄物(カキ殻)の再資源化に取り組みます。
17商品開発において、産学官連携パートナーシップを構築します。
廃棄物である
カキ殻を再生利用
塩を製造した後の
海水を有効活用
カキ殻微粉末を利用することで炭酸マグネシウムだけではもたらすことのできない今までとは違う滑り止めとしての効果があることを発見。
天然の「カキ殻」の粉末をスポーツクライミングの「チョーク」として使用することは出来ないだろうか?という相談から「SETOUCHI MAGNESIO」の開発は始まりました。
年齢、性別、地域、クライミング歴、クライミングスタイルの違う幅広い層のクライマー(延べ1,000名以上)にご協力をいただき、クライミングチョークとしての実証実験を行いました。
岡山県山岳・スポーツクライミング連盟の協力のもと、3年の年月をかけてクライミングチョークが完成しました。
現在では「滑り止め」を必要とする幅広いスポーツのアマチュア選手からプロ選手に愛用されています。炭酸マグネシムにカキ殻微粉末を配合することで、エコというだけではなく、従来のチョーク(炭酸マグネシウム)とは違う性能面において高評価をいただいております。
競技や選手の状態、季節に応じて配合を変えることで、より自分に合った滑り止めを作ることが可能です。
さらに、岡山県工業技術センターで人工皮膚を使った性能評価を行い、スポーツにおける滑り止め効果を数値的に確認し、 配合等を決めました。カキ殻の天然成分と当社の微粉砕技術をかけあわせることで完成した商品が「SETOUCHI MAGNESIO」です。
「瀬戸内マグネシオ クライミング」は塩を製造した後の海水を有効活用した炭酸マグネシウムと廃棄物であるカキ殻を微粉末化し再生利用した炭酸カルシウムを使った、瀬戸内海の天然成分だけで作った、環境負荷軽減を考慮した滑り止めチョークです。
「SETOUCHI MAGNESIO」はスポーツの競技、選手の好みに応じて、カキ殻微粉末の配合成分を調整することが可能です。
オーダメイドのお問い合わせはコチラ漁業系廃棄物であるカキ殻を利用して
資源の再生利用をしています
カキ殻を粉砕した後、異物を除去します
微粉砕化したカキ殻を攪拌(かくはん)して
製品の性質を均一に整えます
時間をかけてゆっくり絞ります
太陽光と自然の風を利用して
乾燥させます
製品に応じた配合をして、完成